沢木耕太郎の「深夜特急」で人生が変わりました 【チェブミ・36歳】

あれは20代前半の頃でした。当時付き合っていた彼が学生時代バックパッカーで、「深夜特急」をすすめられて読んでみたのです。「深夜特急」は、言わずと知れたバックパッカーのバイブル的な紀行小説です。主人公は、乗合バスだけで香港からロンドンまで行くという旅をします。海外は、卒業旅行でヨーロッパに行きましたが、アジア圏は彼から話を聞いたり写真を見せてもらっただけで、何となくのイメージしかありませんでした。元々読書は好きなので、読み始めてすぐその独特の空気感に引き込まれ、出発地の香港から最後の目的地ロンドンまで一気に読んでしまいました!少し前の時代の話なのですが、アジアの熱気やねっとりした空気、独特な香りがにじみ出て来る様なリアルさを感じたのです。特に香港~トルコのあたりではこんな知らない世界があったんだと衝撃を受けました。読んだ後はその彼とバックパックを背負ってタイ、ネパールを周りました。その頃は派遣社員として働いていて、会社と仕事の内容に嫌気が差して辞めた後でした。旅行に行ってたくさんのことを見て体験し、そんな日本での悩みがちっぽけなことに感じました。その3年後、私は中国に語学留学し、その後5年程上海で仕事をしました。楽しい事も大変な事も山ほどありましたが、その時の貴重な経験は何事にも代えられない私の宝物です。そのきっかけを与えてくれた「深夜特急」は、今でも大切に本棚に並べてあります。https://datumou-site.com/