私の人生を180度変えた書籍は木藤亜也さんの1リットルの涙~難病と闘い続ける少女亜也の日記~でした。この本はドラマ化もされておりご存じの方も多いかもしれません。この本は脊髄小脳変性症という難病にかかった14歳の少女の日記なのですが、私がこの本をきちんと読んだのは大学1年生の時でした。私は当時看護大学に通っており、授業の課題をやるためにこの本を購入しました。選んだ理由はドラマ化もされているので読みやすいかな、という軽い気持ちでした。ドラマは見ていなかったのですが。この本を読み、今自分が生きているうえで当たり前にできていることができなくなる、ということについて初めて真剣に考えました。例えばすたすたと歩けなくなったり、話ができなくなったり、字が書けなくなったり…そうなったとき何が自分に生きる希望を与えてくれるのか。自分がもしこの本の著者と同じ病に侵されたら、この人のように強くは生きられないかもしれません。でも、自分にも大切な家族がいて、家族と笑ったり一緒に過ごしたりできることが当たり前ではなく本当に幸せで、歩いたり走ったりできることも当たり前じゃないんだということに気づかされました。この本を読んだあとに行った看護実習でこの本の著者と同じ病の患者さんの話を聞く機会がありました。今まで普通にできていたことがどんどんできなくなることは恐ろしい、とその方は話されていました。
こんな経験から私は1日1日を大切に生きようと思うようになり、今度やればいいやなどと物事を後回しにすることがなくなりました。現在私は看護師をしていますが、この本のおかげで患者さんの気持ちに寄り添って考えたり、行動したりできるようになっている気がします。
初心を忘れそうになった時には必ずこの本を読み返しています。私の原点であり、これからもずっと大切にしていきたい本です。詳しい予約方法についてはこちら